【 Review 】Rigid Audio「SODIUM」レビュー(マルチシーケンサー搭載型ドラムビートマシン、使い方、他の製品との比較など)


【 Review 】Rigid Audio「Sodium」レビュー(マルチシーケンサー搭載型ドラムビートマシン、使い方、他の製品との比較など)


少し前に「Sodium」を導入していたので、あまり情報もないようなので使い方をメインで紹介します。

メーカー情報


SODIUMは、Kontakt6.2.2のクリエイティブなドラムおよびビートシーケンサーです。それは200の刺激的な現代のファクトリーキットを特徴とします。また、何百ものドラムサウンドが含まれています。(ドラッグアンドドロップで独自のWAVサンプルをインポートすることもできます)。SODIUMは4つのドラムシーケンサーを備えています。それぞれに4つの異なるドラムサウンドと32のステップがあります(2つのキー切り替え可能なパターンに分割されています)。各シーケンサーを使用すると、ベロシティ、ボリューム、パン、ピッチ、ディケイ、(ローカット)フィルター、リバーブ、マルチFX、サンプルオフセット、フラムを制御できます。

 

創造性はたった1つのノブです-プリセットノブを使用して、シーケンサーごとに異なるプリセットパターンバリエーションをダイヤルします。または、ボタン1つでキットを完全にランダム化します。パターンが気に入ったらキットを「ロック」して、さまざまなプリセットキットのドラムサウンドと簡単に交換することもできます。DAWでのさらなる処理とミキシングのためにマルチ出力ルーティングも利用できます。

引用元: Sodium

使い方紹介


Sodiumでまず特徴的なのは大量のNkiパッチ。アコースティックドラムやパーカッションを中心としたAcoustic Kitと広い空間のエフェクト強めのCinematic Kitの二種類の分類が用意されています。なかには尖ったものもありますが、ヒップホップ色の強いキットや電子音系のヒットも用意されています。

UI。上部のSwingやecho等はそのままなので割愛。全体に適用されるパラメータです。サイコロは全ての設定をランダマイズします。

4つのシーケンスレーンが用意されており、独立してパンなどを設定できます。


UIは一画面とシンプルで、鍵盤上に様々なキースイッチが用意されています。

各キースイッチの紹介をするとハイレンジのそれぞれ4鍵の茶色、オリーブ色、若緑色、緑色のキースイッチはそれぞれの色のシーケンスレーンに対応しており、4種類のワンショットヒットがアサインされています。GM配列ではないですが、パーカッションヒットとして使うことができます。また、シーケンスレーンにWAVファイルをドラッグアンドドロップすることで自前のサンプルを使用できるところが素晴らしい。

そして、ミッドレンジの4色の鍵盤は各シーケンスレーンを再生するキースイッチで、その隣の黒い鍵盤は全てのシーケンスを再生します。その右にあるピンク色のキースイッチはAB切り替えモードです。このシーケンサーは少々特殊で、シーケンスレーンの半分がA、もう半分がBとなっており、再生場所をキースイッチで切り替えられます。青色はトランスポーズスイッチ。


搭載されている機能


シーケンスレーンが大変充実しており、Steps、Pan等各パラメータに対し、それぞれシーケンサーが用意されているのでとてつもなく複雑なシーケンスを簡単に作成できることができます。mfxというエフェクトシーケンスやフラム等も用意されているのでかなり複雑なリズムパターンが作れます。シーケンサーなのでビートをスイッチで操作するのではなく、ドラッグしながら直感的にビートを描けるのが使いやすいです。
また、各レーンに収録されている4つの音色をシーケンサーによって途中で切り替えることもできます。

シーケンサーで音色変えるのは高さ調整するの結構面倒ではと思っていたのですが、最近気づいたのですが、右クリックのドラッグで(赤線)直線で描くことができます。


そして、サイコロのランダマイズモードやプリセットも用意されているのでかなりフレキシブルにリズムパターンが作れます。シーケンスレーンのコピペもできるので4レーンのグルーブがかなりスムーズに作れるかと思います。作ったNkiパッチはもちろん保存できます。そしてマルチ出力も可能。

評価


Rigid Audioはシーケンスメインのテクスチュア生成音源でたくさんリリースされていますが、中には一般的な音楽では使いどころが難しいものもあるのも事実。しかし、この音源はかなり汎用性が高く、ビートトラック作成の強い味方になります。また、シーケンサーが充実しているので、かなり自由に複雑なビートが作れてしまう作りごたえのある音源だと思います。また、シネマティックなビート作成の際は上述のようにかなり複雑な処理ができるのでピッタリだと思います。

セール時に10ドル未満になるのでその時がねらい目です。コスパ価格に対して、できることが多くなかなかお勧めできます。(久しぶりにセール復活しました。)

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